自然に、自分らしく
でも、自分らしくいることって、難しい
いつでも自分らしくいられたら・・・
自分らしくいるには、ちょっとした努力が必要です。
あなたが、あなたらしくいることをお手伝いします。
2012年03月19日
コーチング・ミニミニ講座67
下記の通り開催しますので、お時間のある方はご参加ください。
【第67回コーチング・ミニミニ講座】
日時:4月 8日(日)AM10時~12時
場所:三鷹市市民協働センター
ミーティングルーム
費用:無料
(お菓子差し入れ歓迎)
特別な準備はいりません。気楽にご参加頂ければ結構です。
但し、守秘義務にご留意頂き、発言内容等の公開はご遠慮ください。
参加希望の方は、『お問い合わせ』画面からお願いします。
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【第67回コーチング・ミニミニ講座】
日時:4月 8日(日)AM10時~12時
場所:三鷹市市民協働センター
ミーティングルーム
費用:無料
(お菓子差し入れ歓迎)
特別な準備はいりません。気楽にご参加頂ければ結構です。
但し、守秘義務にご留意頂き、発言内容等の公開はご遠慮ください。
参加希望の方は、『お問い合わせ』画面からお願いします。
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2012年03月07日
37回二次試験対策勉強会(3)(4)
◆◆CDA二次試験対策勉強会(3)(4)◆◆
いよいよ37回一次試験の結果が発表となります。一両日中には結果が届きますので、二次試験のプレーヤーが出揃うことになります。
CDA実践研究会としても「新判定ポイント」に対応し、対策カリキュラムを全面的に見直しました。その中核は、「クライエント」の理解と、「主訴・問題の把握」です。
この点については、下記勉強会でご説明したいと思いますので、ご関心のある方はお申し込みください。
(4)
開催日時:2012年3月25日(日) 14:00~16:30
参加費用:2000円/回(当日支払)
応募定員: 8名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
開催場所:
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17
ダヴィンチ新宿ビル6F CROSS COOP会議室
地下鉄「新宿三丁目」E5出口1分 JR新宿駅南口より4分
(3)
開催日時:2012年3月24日(土) 10:00~12:30
参加費用:2000円/回(当日支払)
応募定員:15名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
開催場所:東京都文京区春日を予定(詳細別途)
<申込は以下のURLでお願いします。>
(4)2012年 3月25日(日)
http://kokucheese.com/event/index/29955/
(3)2012年 3月24日(土)
http://kokucheese.com/event/index/29071/
〔ご参考〕「個別対策講座」は準備中です。もうしばらくお待ちください。
CDA実践研究会
http://www.cdasupport.jp/
いよいよ37回一次試験の結果が発表となります。一両日中には結果が届きますので、二次試験のプレーヤーが出揃うことになります。
CDA実践研究会としても「新判定ポイント」に対応し、対策カリキュラムを全面的に見直しました。その中核は、「クライエント」の理解と、「主訴・問題の把握」です。
この点については、下記勉強会でご説明したいと思いますので、ご関心のある方はお申し込みください。
(4)
開催日時:2012年3月25日(日) 14:00~16:30
参加費用:2000円/回(当日支払)
応募定員: 8名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
開催場所:
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17
ダヴィンチ新宿ビル6F CROSS COOP会議室
地下鉄「新宿三丁目」E5出口1分 JR新宿駅南口より4分
(3)
開催日時:2012年3月24日(土) 10:00~12:30
参加費用:2000円/回(当日支払)
応募定員:15名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
開催場所:東京都文京区春日を予定(詳細別途)
<申込は以下のURLでお願いします。>
(4)2012年 3月25日(日)
http://kokucheese.com/event/index/29955/
(3)2012年 3月24日(土)
http://kokucheese.com/event/index/29071/
〔ご参考〕「個別対策講座」は準備中です。もうしばらくお待ちください。
CDA実践研究会
http://www.cdasupport.jp/
2012年02月28日
CDA二次対策の基礎
CDA二次試験にチャレンジしようとする場合、最初に前提を整理しておくといいでしょう。
カウンセリングにもいろいろありますが、源流のひとつはロジャーズの「来談者中心療法」です。そしてテキストからみてもCDAの基礎理論はここにあると思って間違いありません。
ロジャーズは、「クライエント」と「カウンセラー(CDA)」及び「その関係」について述べています。
ロジャーズの人間観、それは『自己実現』です。自己実現というとマズローが有名ですが、マズローは欲求を5段階に分け層別論を展開しました。
最初に『自己実現』という言葉を使ったのはクルト・ゴールドシュタインです。そして、その弟子のC・ロジャーズが『自己実現』という概念をまとめ上げました。
『自己実現』とは「自らの可能性を実現していくこと」であり、あらゆる生命体が持っている『実現傾向』であると説明されます。哲学的なロジャーズは On Becoming a Parson つまり、『自分が(本来の)自分になる』と表現しています。
さて、クライエントですが、そうした「自己実現欲求」を持ちながら悩みを抱えて相談に来ます。ある時はリストラだったり、人間関係だったり、進路だったり、「来談目的」はさまざまです。ですが、何らかの不一致、不適合により感情は穏やかではありません(=「主訴」)。
では、不一致とは何でしょう? まだご本人は気づいていないかもしれませんが、要するに『自己実現』とのギャップです(=「問題」)。自分らしく生きていきたいのになぜか上手くいかない、そうした焦り、苦悩です。
自分とは何なのか? 自分らしくとはどういうことか? 何が邪魔をしているのか? 何か自分を偽った仮面をかぶっていないか? 自己探索のみが道を示してくれます。
ですが、そうしたことが出来ないほど感情が優っているんですね。ですからカウンセラーはまず感情、そしてクライエント自身を受け止められる場を作る必要がある訳です。
そして、その為のカウンセラーの条件が、「自己一致」「無条件の肯定的尊重」「共感的理解」とされます。この3条件さえ備わっていれば「安全で自由な場」ができ、クライエントは(「実現傾向」を持っていますから)自然に自己探索に向かうことができる訳です。
ロジャーズはあまりスキルには触れていませんが、唯一奨めたのが『感情の反映・反射』です。ロジャーズを評価しないグループからは「オウム返し」と批判されますが、後日ロジャーズ自身が「魂を込めなければ意味が無い」とコメントしています。
このように、二次試験の基礎には”人間的な関わり”があることを押さえておいてください。3条件にしても気持ちを込めた反映にしてもカウンセラーの人柄や接する態度が大きく影響します。ただスキルを使うことだけで満足していると、画一的だとか消極的とかいう評価になってしまいますからね。
「CDA実践研究会」でもまずは「反映」のスキルを推奨しますが、回を重ねた段階では「スキルに気持ちを込める」ことを強調しています。
ちゃんとスキルを使っているのに上手くいかない、という方はこの”気持ちを込める”点をチェックしてみてください。クライエントに伝わってみて、はじめてカウンセリングになりますからね。
〔ご参考〕
CDA実践研究会HP
2012年3月17日勉強会
2012年3月24日勉強会
カウンセリングにもいろいろありますが、源流のひとつはロジャーズの「来談者中心療法」です。そしてテキストからみてもCDAの基礎理論はここにあると思って間違いありません。
ロジャーズは、「クライエント」と「カウンセラー(CDA)」及び「その関係」について述べています。
ロジャーズの人間観、それは『自己実現』です。自己実現というとマズローが有名ですが、マズローは欲求を5段階に分け層別論を展開しました。
最初に『自己実現』という言葉を使ったのはクルト・ゴールドシュタインです。そして、その弟子のC・ロジャーズが『自己実現』という概念をまとめ上げました。
『自己実現』とは「自らの可能性を実現していくこと」であり、あらゆる生命体が持っている『実現傾向』であると説明されます。哲学的なロジャーズは On Becoming a Parson つまり、『自分が(本来の)自分になる』と表現しています。
さて、クライエントですが、そうした「自己実現欲求」を持ちながら悩みを抱えて相談に来ます。ある時はリストラだったり、人間関係だったり、進路だったり、「来談目的」はさまざまです。ですが、何らかの不一致、不適合により感情は穏やかではありません(=「主訴」)。
では、不一致とは何でしょう? まだご本人は気づいていないかもしれませんが、要するに『自己実現』とのギャップです(=「問題」)。自分らしく生きていきたいのになぜか上手くいかない、そうした焦り、苦悩です。
自分とは何なのか? 自分らしくとはどういうことか? 何が邪魔をしているのか? 何か自分を偽った仮面をかぶっていないか? 自己探索のみが道を示してくれます。
ですが、そうしたことが出来ないほど感情が優っているんですね。ですからカウンセラーはまず感情、そしてクライエント自身を受け止められる場を作る必要がある訳です。
そして、その為のカウンセラーの条件が、「自己一致」「無条件の肯定的尊重」「共感的理解」とされます。この3条件さえ備わっていれば「安全で自由な場」ができ、クライエントは(「実現傾向」を持っていますから)自然に自己探索に向かうことができる訳です。
ロジャーズはあまりスキルには触れていませんが、唯一奨めたのが『感情の反映・反射』です。ロジャーズを評価しないグループからは「オウム返し」と批判されますが、後日ロジャーズ自身が「魂を込めなければ意味が無い」とコメントしています。
このように、二次試験の基礎には”人間的な関わり”があることを押さえておいてください。3条件にしても気持ちを込めた反映にしてもカウンセラーの人柄や接する態度が大きく影響します。ただスキルを使うことだけで満足していると、画一的だとか消極的とかいう評価になってしまいますからね。
「CDA実践研究会」でもまずは「反映」のスキルを推奨しますが、回を重ねた段階では「スキルに気持ちを込める」ことを強調しています。
ちゃんとスキルを使っているのに上手くいかない、という方はこの”気持ちを込める”点をチェックしてみてください。クライエントに伝わってみて、はじめてカウンセリングになりますからね。
〔ご参考〕
CDA実践研究会HP
2012年3月17日勉強会
2012年3月24日勉強会
2012年02月15日
第37回二次試験対策勉強会(2)
◆◆CDA二次試験対策勉強会(2)◆◆
第37回二次試験対策の基本は間違いなく「新判定ポイント」です。
5項目に及ぶ新判定ポイントの攻略無くして合格は望めません。CDA実践研究会の検討を元に「やらなければいけないこと」「やってはいけないこと」等を明確にしていきます。
再受験を目指す方も一発合格を目指す方もスタートは早い方がいいと思います。募集は少人数ですので定員になりましたらご容赦ください。
開催日時:2012年3月17日(土) 14:00~16:30
参加費用:2000円/回(当日支払)
応募定員: 8名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
開催場所:
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17
ダヴィンチ新宿ビル6F CROSS COOP会議室
地下鉄「新宿三丁目」E5出口1分 JR新宿駅南口より4分
<申込は以下のURLでお願いします。>
(2)2012年 3月17日(土)
http://tbalancem.com/seminar/0317.php
(1)2012年 3月10日(土)
http://tbalancem.com/seminar/0310.php
〔ご参考〕「個別対策講座」は準備中です。もうしばらくお待ちください。
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
第37回二次試験対策の基本は間違いなく「新判定ポイント」です。
5項目に及ぶ新判定ポイントの攻略無くして合格は望めません。CDA実践研究会の検討を元に「やらなければいけないこと」「やってはいけないこと」等を明確にしていきます。
再受験を目指す方も一発合格を目指す方もスタートは早い方がいいと思います。募集は少人数ですので定員になりましたらご容赦ください。
開催日時:2012年3月17日(土) 14:00~16:30
参加費用:2000円/回(当日支払)
応募定員: 8名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
開催場所:
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17
ダヴィンチ新宿ビル6F CROSS COOP会議室
地下鉄「新宿三丁目」E5出口1分 JR新宿駅南口より4分
<申込は以下のURLでお願いします。>
(2)2012年 3月17日(土)
http://tbalancem.com/seminar/0317.php
(1)2012年 3月10日(土)
http://tbalancem.com/seminar/0310.php
〔ご参考〕「個別対策講座」は準備中です。もうしばらくお待ちください。
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2012年02月14日
「学習」と「行動」
大学生の就職活動(エントリー)は3年生の12月から始まります。最初の選別はエントリ-シート(ES)です。そこで問われるのは「あなたはどんなひとですか?」ということになります。「長所と短所」「強みと弱み」そして「自己PR」。
「限界を感じたこと」「限界を克服したこと」「一番力を注いだこと」「関心があること」「やりたいこと」「やり遂げたこと」・・・、どれをとっても「自分を知る=自己分析」から始まります。自分のことが良く分かっている人はコミュニケーション上手でもありますので、その点もPR出来ます。
「自己分析」と共に重要視したいのは、「学習」と「行動」です。
「学習」は、結果的に学んだということよりも、できれば自ら進んで”研究”したことがいいですね。学業・ゼミに関連したことでも、社会に関連したことでも、政治・経済、自然・環境、それこそ趣味に関することでもいいと思います。
とにかく、本を何十冊も読んでみる、ネットや図書館で調べ尽くしてみる、徹底的に考えてみる。そして、語ることが出来る。
また、「学習」と共に重要なのが「行動」です。頭の中の知識や思考だけではなく、自分で動いて情報を取りに行く、人と会って話を聞く、現地や現場を見に行く。
殆どの「仕事」は机の上では進みませんので、「行動力」というのは大変重要な選考ポイントです。
こうしたことをESを書く前にやっておく。つまり、3年生の夏ごろまでに一度経験しておくと有利ですね。ESを書く段階になって、「さて自分は」と思っても結構厳しいものがあります。
自分のことがよく分かっていてコミュニケーションもとれる。ものごとをじっくり見極めることも出来るし、行動力もある。それを具体的に説明できる訳ですから、怖いものなしですね。
スタートは好奇心です。自分が興味を持ったことを追及してみる姿勢です。そうすれば楽しみながら実績が積み上がっていきます。どうか、有意義な大学生活を送ってください。
「限界を感じたこと」「限界を克服したこと」「一番力を注いだこと」「関心があること」「やりたいこと」「やり遂げたこと」・・・、どれをとっても「自分を知る=自己分析」から始まります。自分のことが良く分かっている人はコミュニケーション上手でもありますので、その点もPR出来ます。
「自己分析」と共に重要視したいのは、「学習」と「行動」です。
「学習」は、結果的に学んだということよりも、できれば自ら進んで”研究”したことがいいですね。学業・ゼミに関連したことでも、社会に関連したことでも、政治・経済、自然・環境、それこそ趣味に関することでもいいと思います。
とにかく、本を何十冊も読んでみる、ネットや図書館で調べ尽くしてみる、徹底的に考えてみる。そして、語ることが出来る。
また、「学習」と共に重要なのが「行動」です。頭の中の知識や思考だけではなく、自分で動いて情報を取りに行く、人と会って話を聞く、現地や現場を見に行く。
殆どの「仕事」は机の上では進みませんので、「行動力」というのは大変重要な選考ポイントです。
こうしたことをESを書く前にやっておく。つまり、3年生の夏ごろまでに一度経験しておくと有利ですね。ESを書く段階になって、「さて自分は」と思っても結構厳しいものがあります。
自分のことがよく分かっていてコミュニケーションもとれる。ものごとをじっくり見極めることも出来るし、行動力もある。それを具体的に説明できる訳ですから、怖いものなしですね。
スタートは好奇心です。自分が興味を持ったことを追及してみる姿勢です。そうすれば楽しみながら実績が積み上がっていきます。どうか、有意義な大学生活を送ってください。
2012年02月02日
37回CDA二次対策勉強会(1)
◆◆CDA二次試験対策勉強会◆◆
第37回二次試験の焦点は「新判定ポイント」です。
5項目に及ぶ新判定ポイントの攻略無くして合格は望めません。その意味するところは何なのか? CDA実践研究会の研究を元に、徹底解明したいと思います。
再受験を目指す方も一発合格を目指す方も、スタートは早い方がいい。10名限定の少人数ですので定員になりましたらご容赦ください。
開催日時:2012年3月10日(土) 14:00~16:30
参加費用:2000円/回(当日支払)
応募定員:10名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
開催場所:
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17
ダヴィンチ新宿ビル6F CROSS COOP会議室
地下鉄「新宿三丁目」E5出口1分 JR新宿駅南口より4分
<申込は以下のURLでお願いします。>
(1)2012年 3月10日(土)
http://tbalancem.com/seminar/0310.php
〔ご参考〕「個別対策講座」は準備中です。もうしばらくお待ちください。
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
第37回二次試験の焦点は「新判定ポイント」です。
5項目に及ぶ新判定ポイントの攻略無くして合格は望めません。その意味するところは何なのか? CDA実践研究会の研究を元に、徹底解明したいと思います。
再受験を目指す方も一発合格を目指す方も、スタートは早い方がいい。10名限定の少人数ですので定員になりましたらご容赦ください。
開催日時:2012年3月10日(土) 14:00~16:30
参加費用:2000円/回(当日支払)
応募定員:10名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
開催場所:
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17
ダヴィンチ新宿ビル6F CROSS COOP会議室
地下鉄「新宿三丁目」E5出口1分 JR新宿駅南口より4分
<申込は以下のURLでお願いします。>
(1)2012年 3月10日(土)
http://tbalancem.com/seminar/0310.php
〔ご参考〕「個別対策講座」は準備中です。もうしばらくお待ちください。
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2012年01月27日
第36回CDA二次試験を終えて
第36回CDAの二次試験が終わりました。そして関心事は直前で変更になった「判定ポイント」の影響です。
合格率は48.1%ですから、例年と殆ど変りません。受験された方も違和感は無かったようです。従って、従来通りの判定基準と何ら代わりが無い様な印象を持たれても不思議はないと思います。
しかしながら、不合格者への講評は、”新しい判定ポイント”に基づいて行われていました。
すなわち、
1)主訴・問題の把握
2)自己探索の支援
3)傾聴(非言語表現)
4)傾聴(言語表現)
5)傾聴(かかわり方) です。
講評がこの区分で行われたということは、間違いなくこの判定ポイントに沿って採点されたということですね。
しかも、この項目の内の1項目だけで不合格になった方もいらっしゃいますので、各項目ともきちんとこなせる実力をつけておかなければ合格できないという訳です。
従って、各項目に沿って、それぞれ
イ)何をしなければならないのか
ロ)何をしてはいけないのか
をしっかり把握し、どんなケースにおいても対応できるように訓練しておくことが今まで以上に必要になってくると思います。
従来の判定ポイントよりも具体的なったというメリットはありますが、それだけ課題も増えたということでしょうか。
そういった意味で、二次試験は確実に難しくなっていると思います。では、合格率が変わらないのはなぜ? ということですが、その点で言えば、実技試験の主観性や曖昧性、クライエントやケースとの相性なども影響しているのでしょう。
早口で多弁なクライエント、寡黙なクライエント、登場人物が何人も出てくるようなケース、馴染みのない業種や職種。そして、練習を十分積んできたオーソドックスなケース、いろいろ得手不得手はありますからね。スンナリ受かってしまうこともある訳です。
ですが、そういう状況を期待しても何の勉強にもなりませんので、やはり、「新判定ポイント」に対応した十分な準備が必要になってくると思います。
カウンセリングの本質は「自己探索」です。その為には「経験」の中から「自らの問題」に気づいてもらう必要があります。
CDA資格保有者が1万人を超え、二次試験も新たな段階を迎えたような気がします。今後の受験者には『経験代謝』の理解が必要になってくるでしょう。そして、基礎となる傾聴の3分野(言語、非言語、かかわり)は必須項目であることに変わりはありません。
第36回の二次試験が終わり、私なりにこのように整理してみました。
〔参考〕
CDA実践研究会
合格率は48.1%ですから、例年と殆ど変りません。受験された方も違和感は無かったようです。従って、従来通りの判定基準と何ら代わりが無い様な印象を持たれても不思議はないと思います。
しかしながら、不合格者への講評は、”新しい判定ポイント”に基づいて行われていました。
すなわち、
1)主訴・問題の把握
2)自己探索の支援
3)傾聴(非言語表現)
4)傾聴(言語表現)
5)傾聴(かかわり方) です。
講評がこの区分で行われたということは、間違いなくこの判定ポイントに沿って採点されたということですね。
しかも、この項目の内の1項目だけで不合格になった方もいらっしゃいますので、各項目ともきちんとこなせる実力をつけておかなければ合格できないという訳です。
従って、各項目に沿って、それぞれ
イ)何をしなければならないのか
ロ)何をしてはいけないのか
をしっかり把握し、どんなケースにおいても対応できるように訓練しておくことが今まで以上に必要になってくると思います。
従来の判定ポイントよりも具体的なったというメリットはありますが、それだけ課題も増えたということでしょうか。
そういった意味で、二次試験は確実に難しくなっていると思います。では、合格率が変わらないのはなぜ? ということですが、その点で言えば、実技試験の主観性や曖昧性、クライエントやケースとの相性なども影響しているのでしょう。
早口で多弁なクライエント、寡黙なクライエント、登場人物が何人も出てくるようなケース、馴染みのない業種や職種。そして、練習を十分積んできたオーソドックスなケース、いろいろ得手不得手はありますからね。スンナリ受かってしまうこともある訳です。
ですが、そういう状況を期待しても何の勉強にもなりませんので、やはり、「新判定ポイント」に対応した十分な準備が必要になってくると思います。
カウンセリングの本質は「自己探索」です。その為には「経験」の中から「自らの問題」に気づいてもらう必要があります。
CDA資格保有者が1万人を超え、二次試験も新たな段階を迎えたような気がします。今後の受験者には『経験代謝』の理解が必要になってくるでしょう。そして、基礎となる傾聴の3分野(言語、非言語、かかわり)は必須項目であることに変わりはありません。
第36回の二次試験が終わり、私なりにこのように整理してみました。
〔参考〕
CDA実践研究会
2012年01月27日
コーチング・ミニミニ講座65
下記の通り開催しますので、お時間のある方はご参加ください。
【第65回コーチング・ミニミニ講座】
日時:2月 5日(日)AM10時~12時
場所:三鷹市市民協働センター
ミーティングルーム
費用:無料
(お菓子差し入れ歓迎)
特別な準備はいりません。気楽にご参加頂ければ結構です。
但し、守秘義務にご留意頂き、発言内容等の公開はご遠慮ください。
参加希望の方は、『お問い合わせ』画面からお願いします。
【第65回コーチング・ミニミニ講座】
日時:2月 5日(日)AM10時~12時
場所:三鷹市市民協働センター
ミーティングルーム
費用:無料
(お菓子差し入れ歓迎)
特別な準備はいりません。気楽にご参加頂ければ結構です。
但し、守秘義務にご留意頂き、発言内容等の公開はご遠慮ください。
参加希望の方は、『お問い合わせ』画面からお願いします。
2012年01月17日
合格発表日
1月17日火曜日は、第36回二次試験の「合格発表日」です。今回の結果は以下の通りでした。
受験数 1,030名
合格者 496名
合格率 48.1%
34回の合格率が47.3%、35回が47.8%でしたから、わずかながら向上してきているようです。
合否の結果については、本日が「一斉発送日」となっていますので、それ以前に発送されることも、それ以降に発送されることも基本的にはありません。配達は翌日か翌々日ということになります。
合格者には、登録申請書類等が入ったA4大の「大きな封筒」が届きます。不合格者にはA4紙を三つ折りにしたくらいの「小さい封筒」となりますので、開封しなくても結果は分かります。
小さな封筒には、「不合格の通知」と「ロールプレイの問題点やコメント等の講評」他が入っています。
※小さい封筒を受け取られた方
残念な結果でしたね。恐らく同封の講評も納得がいかないかもしれません。私も経験しましたが、人格を否定されたような言いようのない落胆が襲ってくることもあるでしょう。
ですが、人格とは関係ありません。ほんのわずかな差で不合格判定となっているかもしれません。
まずは1カ月位、何も考えず休んでください。そして、気持ちが落ち着いてきたら、「講評」にもう一度目を通して見ましょう。必ずリカバリーのヒントが書かれている筈です。
そして、自分を大事にして、自分とユックリ向き合って下さい。「自己探索の実践」です。
失敗は「貴重な経験」です。その「経験と向き合う」ことで「自己成長」が図れます。そうすることでご自身にとっての「失敗」の意味が必ず違ってくる筈です。
※大きな封筒を受け取られた方
おめでとうございます。願いが叶いましたね。お疲れ様でした。
イ)何度目かの受験で大きな封筒を受け取られた方
何が良くて、何が悪かったか、良くお分かりだと思います。これからが本番ですので、実践の機会をできるだけ継続して持つようにしてください。
また、CDAや受験者との交流も大変勉強になりますので、ネットワークの構築をお奨めします。
ロ)初めての受験で大きな封筒を受け取られた方
ストレート合格は素晴らしいことだと思いますが、一方で大変危険でもあります。つまり、合格者には講評がされませんので、何が良くて、何が悪かったか、ということが分かりにくいんですね。
また、簡単に資格が取れてしまったことで安心される方が多いいのか、取りっぱなしにされるケースも見受けられます。いわばペーパー・ドライバー化してしまう危険が高いと言えます。
是非、積極的に理論と実践を併行して学ぶ環境を自ら作っていただきたいと思います。
〔CDA二次試験対策 CDA実践研究会〕
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
受験数 1,030名
合格者 496名
合格率 48.1%
34回の合格率が47.3%、35回が47.8%でしたから、わずかながら向上してきているようです。
合否の結果については、本日が「一斉発送日」となっていますので、それ以前に発送されることも、それ以降に発送されることも基本的にはありません。配達は翌日か翌々日ということになります。
合格者には、登録申請書類等が入ったA4大の「大きな封筒」が届きます。不合格者にはA4紙を三つ折りにしたくらいの「小さい封筒」となりますので、開封しなくても結果は分かります。
小さな封筒には、「不合格の通知」と「ロールプレイの問題点やコメント等の講評」他が入っています。
※小さい封筒を受け取られた方
残念な結果でしたね。恐らく同封の講評も納得がいかないかもしれません。私も経験しましたが、人格を否定されたような言いようのない落胆が襲ってくることもあるでしょう。
ですが、人格とは関係ありません。ほんのわずかな差で不合格判定となっているかもしれません。
まずは1カ月位、何も考えず休んでください。そして、気持ちが落ち着いてきたら、「講評」にもう一度目を通して見ましょう。必ずリカバリーのヒントが書かれている筈です。
そして、自分を大事にして、自分とユックリ向き合って下さい。「自己探索の実践」です。
失敗は「貴重な経験」です。その「経験と向き合う」ことで「自己成長」が図れます。そうすることでご自身にとっての「失敗」の意味が必ず違ってくる筈です。
※大きな封筒を受け取られた方
おめでとうございます。願いが叶いましたね。お疲れ様でした。
イ)何度目かの受験で大きな封筒を受け取られた方
何が良くて、何が悪かったか、良くお分かりだと思います。これからが本番ですので、実践の機会をできるだけ継続して持つようにしてください。
また、CDAや受験者との交流も大変勉強になりますので、ネットワークの構築をお奨めします。
ロ)初めての受験で大きな封筒を受け取られた方
ストレート合格は素晴らしいことだと思いますが、一方で大変危険でもあります。つまり、合格者には講評がされませんので、何が良くて、何が悪かったか、ということが分かりにくいんですね。
また、簡単に資格が取れてしまったことで安心される方が多いいのか、取りっぱなしにされるケースも見受けられます。いわばペーパー・ドライバー化してしまう危険が高いと言えます。
是非、積極的に理論と実践を併行して学ぶ環境を自ら作っていただきたいと思います。
〔CDA二次試験対策 CDA実践研究会〕
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2011年12月28日
エントリーシート
2013年卒業生の就職活動が12月に解禁となりました。今は各社に提出するエントリーシートの作成に追われている頃かと思います。
特に現状の様な狭き門では、第一次選考、ふるい落としの傾向が強くなりますので、無視できません。また、資質や能力の他文章力なども見られますので、十分に吟味することが大切です。
ポイントは3つです。自分を知り(自己分析)、相手を知り(企業研究)、そして両者をつなぐコミュニケーション(文章力)を磨くこと。
この中では、やはり自己分析が一番難しいでしょうね。自己PR、長所・短所、学生時代に力を注いだこと、挫折を乗り越えたこと、そして志望理由など。どれをとっても自己分析が関係してきます。
ただ単に事柄を述べるのではなく、そうした事柄に沿って具体的に、自分はどんなことを感じたのか、あるいは何を学んだのか、どんな行動を取ったのか、そして、今後どう活かしたいのかなどをアッピールしたいですね。
学生さんとお話していると、なかなか自分の良さが分からない方がいらっしゃいます。そういう場合には、いろいろと質問させて頂き、ご自身で気づいてもらいます。
エントリーシートは面接に結びついていますから嘘があってはいけません。あくまでもご本人の認識から出発してご本人の言葉で表現できないと答えられませんからね。
企業研究は、業界地図から出発し、HPや会社四季報を活用します。また、新聞記事なども当たっておきたいですね。
ライバル企業との比較表を作り、企業の強み弱み、市場環境(機会と脅威)などを分析して、その企業でどんな仕事がしたいのか、そこまで明確に説明できれば強いですね。
コミュニケーションとしての文章力や説得力も重要です。表現方法を考えるよりもまず何を言いたいのかをはっきりさせることが先決ですね。そして、肯定的に表現することも大事です。
こうしてみると、エントリーシートを作成する段階から面接は始まっているといっても過言ではありません。面接ではどんな質問になって帰ってくるのか分かりませんので、まずは自分の興味や能力、価値観を明確にしておくことから始めるといいでしょう。
では、私からの質問です。
1)どんなことに興味がありますか?
どんなことにやりがいを感じますか?
2)どんなことが得意ですか?
どんな時に力を発揮しますか?
3)大事だと思うことはどんなことですか?
優先させたいことは何ですか?
特に現状の様な狭き門では、第一次選考、ふるい落としの傾向が強くなりますので、無視できません。また、資質や能力の他文章力なども見られますので、十分に吟味することが大切です。
ポイントは3つです。自分を知り(自己分析)、相手を知り(企業研究)、そして両者をつなぐコミュニケーション(文章力)を磨くこと。
この中では、やはり自己分析が一番難しいでしょうね。自己PR、長所・短所、学生時代に力を注いだこと、挫折を乗り越えたこと、そして志望理由など。どれをとっても自己分析が関係してきます。
ただ単に事柄を述べるのではなく、そうした事柄に沿って具体的に、自分はどんなことを感じたのか、あるいは何を学んだのか、どんな行動を取ったのか、そして、今後どう活かしたいのかなどをアッピールしたいですね。
学生さんとお話していると、なかなか自分の良さが分からない方がいらっしゃいます。そういう場合には、いろいろと質問させて頂き、ご自身で気づいてもらいます。
エントリーシートは面接に結びついていますから嘘があってはいけません。あくまでもご本人の認識から出発してご本人の言葉で表現できないと答えられませんからね。
企業研究は、業界地図から出発し、HPや会社四季報を活用します。また、新聞記事なども当たっておきたいですね。
ライバル企業との比較表を作り、企業の強み弱み、市場環境(機会と脅威)などを分析して、その企業でどんな仕事がしたいのか、そこまで明確に説明できれば強いですね。
コミュニケーションとしての文章力や説得力も重要です。表現方法を考えるよりもまず何を言いたいのかをはっきりさせることが先決ですね。そして、肯定的に表現することも大事です。
こうしてみると、エントリーシートを作成する段階から面接は始まっているといっても過言ではありません。面接ではどんな質問になって帰ってくるのか分かりませんので、まずは自分の興味や能力、価値観を明確にしておくことから始めるといいでしょう。
では、私からの質問です。
1)どんなことに興味がありますか?
どんなことにやりがいを感じますか?
2)どんなことが得意ですか?
どんな時に力を発揮しますか?
3)大事だと思うことはどんなことですか?
優先させたいことは何ですか?
2011年12月23日
口頭試問から見えるもの
第36回二次試験が12月18日(日)に終わりました。今回は直前で「判定ポイント」が変わりましたので、どんな試験になるのか注目です。その点を口頭試問からレビューしてみたいと思います。
一番多かった質問は「CDAの資格をどのように活かしますか?」だったようです。殆どすべての受験者に出された質問で、これが最後の質問という点もいつもと変わりません。具体的に、熱く語ってOKです。
また、「如何でしたか?」「感想は?」「評価したら?」「点数をつけると?」などの総括的な質問も従来通りだったようです。どんな話を聴くことが出来たのか、どんな点に共感できたのか、キーワードを使って説明できれば問題ないと思います。
それから、「出来たこと、出来なかったこと」「この後面談が続くとしたら」なども従来通り出されたと聞いています。また、「主訴」又は「主訴と来談目的」を問う質問もあったようです。
ここまでは目新しい点はありません。ですが新しい質問も2つほど見受けられました。
その1は、「クライエントについてどの様に思われましたか?」あるいは「このクライエントはどういう人だと思いますか?」です。この問いはクライエントに対する「見立て」を求めていると思われますので、来談目的や状況を中心に、主訴なども交えて答えればいいかと思います。
その2は、「クライエントの問題は何だと思いますか?」とずばり「問題」を問うものです。中には「問題」と「主訴」を別々に問われたケースもあったようですので、受験生は戸惑われたかもしれません。(「問題」については『CDA二次試験の新判定ポイント(2/2)』をご参照ください。)
こうしてみると、従来とは大きく変わらないものの、主訴や問題点といったクライエントの「見立て」を中心にした問いが目立ってきたような気がします。
これからはより傾聴に力を注ぐとともに、的確な質問力も鍛えて行かなければいけませんね。
〔CDA実践研究会〕
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
一番多かった質問は「CDAの資格をどのように活かしますか?」だったようです。殆どすべての受験者に出された質問で、これが最後の質問という点もいつもと変わりません。具体的に、熱く語ってOKです。
また、「如何でしたか?」「感想は?」「評価したら?」「点数をつけると?」などの総括的な質問も従来通りだったようです。どんな話を聴くことが出来たのか、どんな点に共感できたのか、キーワードを使って説明できれば問題ないと思います。
それから、「出来たこと、出来なかったこと」「この後面談が続くとしたら」なども従来通り出されたと聞いています。また、「主訴」又は「主訴と来談目的」を問う質問もあったようです。
ここまでは目新しい点はありません。ですが新しい質問も2つほど見受けられました。
その1は、「クライエントについてどの様に思われましたか?」あるいは「このクライエントはどういう人だと思いますか?」です。この問いはクライエントに対する「見立て」を求めていると思われますので、来談目的や状況を中心に、主訴なども交えて答えればいいかと思います。
その2は、「クライエントの問題は何だと思いますか?」とずばり「問題」を問うものです。中には「問題」と「主訴」を別々に問われたケースもあったようですので、受験生は戸惑われたかもしれません。(「問題」については『CDA二次試験の新判定ポイント(2/2)』をご参照ください。)
こうしてみると、従来とは大きく変わらないものの、主訴や問題点といったクライエントの「見立て」を中心にした問いが目立ってきたような気がします。
これからはより傾聴に力を注ぐとともに、的確な質問力も鍛えて行かなければいけませんね。
〔CDA実践研究会〕
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2011年12月22日
コーチング・ミニミニ講座64
下記の通り開催しますので、お時間のある方はご参加ください。
【第64回コーチング・ミニミニ講座】
日時:1月 8日(日)AM10時~12時
場所:三鷹市市民協働センター
ミーティングルーム
費用:無料
(お菓子差し入れ歓迎)
特別な準備はいりません。気楽にご参加頂ければ結構です。
但し、守秘義務にご留意頂き、発言内容等の公開はご遠慮ください。
参加希望の方は、『お問い合わせ』画面からお願いします。
【第64回コーチング・ミニミニ講座】
日時:1月 8日(日)AM10時~12時
場所:三鷹市市民協働センター
ミーティングルーム
費用:無料
(お菓子差し入れ歓迎)
特別な準備はいりません。気楽にご参加頂ければ結構です。
但し、守秘義務にご留意頂き、発言内容等の公開はご遠慮ください。
参加希望の方は、『お問い合わせ』画面からお願いします。
2011年12月22日
第2回コミュニティ・コーチング講座
下記の通り、「コーチング・ミニミニ講座会員向け」にコミュニティ・コーチング講座を行います。
資格取得や難しいスキルにこだわらず、日常生活で役立つコーチングを「コミュニティ・コーチング」と名付けました。
この講座は、コーチングの初歩をやさしく学ぶ講座です。
【第2回コミュニティ・コーチング講座三鷹(全5回)】
日程:2012年
第1日 1月22日(日)
第2日 2月19日(日)
第3日 3月18日(日)
第4日 4月22日(日)
第5日 5月20日(日)
時間はいづれもAm10:00~12:00(2時間)です。
場所:三鷹市市民協働センター
対象:コーチング・ミニミニ講座会員
費用:500円/回(テキスト代等を含みます。)
ご興味のある方は「コーチング・ミニミニ講座」に一度ご参加ください。内容をご説明致します。
資格取得や難しいスキルにこだわらず、日常生活で役立つコーチングを「コミュニティ・コーチング」と名付けました。
この講座は、コーチングの初歩をやさしく学ぶ講座です。
【第2回コミュニティ・コーチング講座三鷹(全5回)】
日程:2012年
第1日 1月22日(日)
第2日 2月19日(日)
第3日 3月18日(日)
第4日 4月22日(日)
第5日 5月20日(日)
時間はいづれもAm10:00~12:00(2時間)です。
場所:三鷹市市民協働センター
対象:コーチング・ミニミニ講座会員
費用:500円/回(テキスト代等を含みます。)
ご興味のある方は「コーチング・ミニミニ講座」に一度ご参加ください。内容をご説明致します。
タグ :コミュニティ・コーチング
2011年12月08日
CDA二次試験の新判定ポイント(2/2)
第36回二次試験から適用される「新判定ポイント」の後編です。前篇では「3)傾聴(非言語表現)」「4)傾聴(言語表現)」「5)傾聴(かかわり方)」について触れました。
2)自己探索の支援
ひとは内面(環境や経験から得た自身の考え方、価値観、認識など)を見つめること=「自己探索」で成長すると思われます。しかしながら辛い経験をした場合などなかなか内面を見つめる気にはなれないものです。
そんな時、信頼できる第三者がいたら・・・。これがキャリアカウンセリングの出発点です。
さて、「自己探索の支援」とはどんなことをしたらいいのでしょう? 言うまでもなくクライエントが自己に向き合えるように働きかけることですが、分かり易くする為に「自己探索の支援を妨げること」について考えてみたいと思います。
最初に考えられるのは「問題を解決しようとすること」です。これではクライエントの自己探索を支援するどころか邪魔をしてしまいますね。成長の機会を奪うことになります。
「CDAの興味から発する質問」も自己探索の妨げになります。せっかく自己探索に集中していても、別のことについて質問されたら、自己探索を中断して質問に対する答を考えなければいけませんからね。
また、見当違いの「要約」「いいかえ」「反映」なども自己探索の妨げになります。勿論、不適切な非言語的表現なども信頼関係を損なうという点では自己探索どころではないですね。
「自己探索の支援」とはこの様に正しい形で行われる「問いかけ」や「働きかけ」(=各種支援スキル)ですが、難しいスキルを無理してやろうとせず、基本スキルを正確に使う。そして、自己探索を妨げることは絶対しない、という心掛けが大切だと思います。
1)主訴・問題の把握
さて、いよいよ最後ですね。「主訴・問題」となっています。「主訴」と「問題」、同じなのか、違うのか、違うとすればどう違うのか。
その前に、「来談目的」というのがあります。これはご相談に来られた直接的な目的で、面談の冒頭でクライエントから語られることが多いと思います。例えば「転勤で迷っている」「リストラで転職したい」などです。
「主訴」は、そうした事態に対する強い感情、情動です。それは「怒り」だったり「落胆」だったり、「焦り」だったり、「葛藤」だったり。あるいはそれらが複合したものだったりします。
では、「問題」とは何でしょう? 特にキャリアカウンセリングでいう「問題」とは?
例えば「転勤」。「それは大変ですねぇ」とはなりませんよね。そうです。ここで大事なのは「一般的価値観」の排除です。つまり、「思い込み」や「決め付け」は絶対ダメということですね。
ですから、「転勤」や「リストラ」などは「問題」とは考えません。ある人にとってはチャンスと考えてキャリアアップを図るかもしれませんからね。
「転勤」や「リストラ」は多くの場合、本人の力ではどうしようもないこと=本人の外にある「環境・条件」です。「問題」は「転勤」や「リストラ」についてのご本人の「考え方」や「価値観」「認識」(つまり、誤った自己概念や固定観念、思い込みなど)です。
いろいろな考え方が出来るのに、どうして「転勤」=(例えば)「怒り」と感じるのか? そうした「内面」に焦点を当て、自己探索を促し、自ら人生を切り開いて頂こうとするのがキャリアカウンセリングです。
ですから、キャリアカウンセリングにおける「問題」とは実に「個人的な問題」なんですね。だからこそ自己探索することに意味があり、成長につながる訳です。
「来談目的」・「主訴」・「問題」を区分してみると、クライエントの心理構造についての理解がし易くなります。従って、何について「要約」したらいいのか、何について「質問」や「反映」をしたらいいのか、自然に見えてくるような気がします。
以上が「新判定ポイント」についての私の”個人的な”見方です。
私自身、「新判定ポイント」に向き合ってみて大変勉強になりました。
こうしてみると、JCDAの提唱する『経験代謝』がこの「新判定ポイント」の先に何となく浮かんで見えますが、二次試験の10分間ではそこまで出来ませんので、深く考えすぎないでくださいね。
〔CDA実践研究会〕
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2)自己探索の支援
ひとは内面(環境や経験から得た自身の考え方、価値観、認識など)を見つめること=「自己探索」で成長すると思われます。しかしながら辛い経験をした場合などなかなか内面を見つめる気にはなれないものです。
そんな時、信頼できる第三者がいたら・・・。これがキャリアカウンセリングの出発点です。
さて、「自己探索の支援」とはどんなことをしたらいいのでしょう? 言うまでもなくクライエントが自己に向き合えるように働きかけることですが、分かり易くする為に「自己探索の支援を妨げること」について考えてみたいと思います。
最初に考えられるのは「問題を解決しようとすること」です。これではクライエントの自己探索を支援するどころか邪魔をしてしまいますね。成長の機会を奪うことになります。
「CDAの興味から発する質問」も自己探索の妨げになります。せっかく自己探索に集中していても、別のことについて質問されたら、自己探索を中断して質問に対する答を考えなければいけませんからね。
また、見当違いの「要約」「いいかえ」「反映」なども自己探索の妨げになります。勿論、不適切な非言語的表現なども信頼関係を損なうという点では自己探索どころではないですね。
「自己探索の支援」とはこの様に正しい形で行われる「問いかけ」や「働きかけ」(=各種支援スキル)ですが、難しいスキルを無理してやろうとせず、基本スキルを正確に使う。そして、自己探索を妨げることは絶対しない、という心掛けが大切だと思います。
1)主訴・問題の把握
さて、いよいよ最後ですね。「主訴・問題」となっています。「主訴」と「問題」、同じなのか、違うのか、違うとすればどう違うのか。
その前に、「来談目的」というのがあります。これはご相談に来られた直接的な目的で、面談の冒頭でクライエントから語られることが多いと思います。例えば「転勤で迷っている」「リストラで転職したい」などです。
「主訴」は、そうした事態に対する強い感情、情動です。それは「怒り」だったり「落胆」だったり、「焦り」だったり、「葛藤」だったり。あるいはそれらが複合したものだったりします。
では、「問題」とは何でしょう? 特にキャリアカウンセリングでいう「問題」とは?
例えば「転勤」。「それは大変ですねぇ」とはなりませんよね。そうです。ここで大事なのは「一般的価値観」の排除です。つまり、「思い込み」や「決め付け」は絶対ダメということですね。
ですから、「転勤」や「リストラ」などは「問題」とは考えません。ある人にとってはチャンスと考えてキャリアアップを図るかもしれませんからね。
「転勤」や「リストラ」は多くの場合、本人の力ではどうしようもないこと=本人の外にある「環境・条件」です。「問題」は「転勤」や「リストラ」についてのご本人の「考え方」や「価値観」「認識」(つまり、誤った自己概念や固定観念、思い込みなど)です。
いろいろな考え方が出来るのに、どうして「転勤」=(例えば)「怒り」と感じるのか? そうした「内面」に焦点を当て、自己探索を促し、自ら人生を切り開いて頂こうとするのがキャリアカウンセリングです。
ですから、キャリアカウンセリングにおける「問題」とは実に「個人的な問題」なんですね。だからこそ自己探索することに意味があり、成長につながる訳です。
「来談目的」・「主訴」・「問題」を区分してみると、クライエントの心理構造についての理解がし易くなります。従って、何について「要約」したらいいのか、何について「質問」や「反映」をしたらいいのか、自然に見えてくるような気がします。
以上が「新判定ポイント」についての私の”個人的な”見方です。
私自身、「新判定ポイント」に向き合ってみて大変勉強になりました。
こうしてみると、JCDAの提唱する『経験代謝』がこの「新判定ポイント」の先に何となく浮かんで見えますが、二次試験の10分間ではそこまで出来ませんので、深く考えすぎないでくださいね。
〔CDA実践研究会〕
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2011年12月05日
CDA二次試験の「新判定ポイント」(1/2)
第36回の二次試験から「判定ポイント」が変わりましたね。
従来の判定ポイントは
「傾聴スキルを使い、信頼関係の構築を図るとともにクライエントのニーズや状況を確認すること」でした。
それが、今回から下記のようになっています。
1)主訴・問題の把握
2)自己探索の支援
3)傾聴(非言語表現)
4)傾聴(言語表現)
5)傾聴(かかわり方)
どうでしょう? 直前の変更は不安ですよね。ですが、直前だからこそ大きな変化はないと肯定的にとらえてみたらどうでしょう。但し、押さえるところはしっかり押さえて。
5つの項目の内3つが「傾聴」ですね。それだけ「傾聴」を重視している訳です。従って「傾聴」が出来なかったらアウト!ということになってしまいます。
3)傾聴(非言語表現)
これは「かかわり行動」の非言語的な部分、つまり「視線」「身体言語」「声の調子」を指すと考えていいでしょう。従来から「CDA実践研究会」ではこの3つを重視してきましたので、基準がはっきりして良かったと思います。
基礎中の基礎であるこれら3つのツールですが、しっかり出来ている受験生はほんの一握りです。殆どの方は自己流、自己満足だけでクライエントとの関係が意識されていないんですね。残された時間をこの3つの実践に特化するだけでもカウンセリングらしい場になってくると思います。
4)傾聴(言語表現)
これは「かかわり行動」の言語的な部分、「言語的追跡」がメインになります。「サクセス・ポイント(4)」にも書きましたが、CDAから話題を変えたり、話を飛躍させてはいけない、つまりクライエントの話を”後からついていく”感じで集中するということですね。
ですから、何を言うべきかを考えたり話の先回りをすることは厳禁なんですね。「質問」にしても「要約」や「いいかえ」にしても原則は「言語的追跡」ですので、しっかり身に付けておくことが大切です。
5)傾聴(かかわり方)
傾聴の最後、3つ目は「かかわり方」つまり「CDA側の姿勢」です。クライエントを非言語・言語の両面から観察し、支持的・肯定的に、クライエントに合わせて柔軟にかかわることがポイントです。そうすることで「話し易い場」ができるんですね。
また、ロージャーズの流れをくむ「パーソン・センタード・アプローチ」も参考になると思います。つまり、「自己一致/純粋性」「無条件の肯定的尊重/非審判的態度/受容」そして「共感的理解」ですね。
こうした総合的傾聴によって、はじめて「2)自己探索の支援」が可能になってくる訳です。
(続く)
2/2では、1)主訴・問題の把握、2)自己探索の支援、について触れたいと思います。
従来の判定ポイントは
「傾聴スキルを使い、信頼関係の構築を図るとともにクライエントのニーズや状況を確認すること」でした。
それが、今回から下記のようになっています。
1)主訴・問題の把握
2)自己探索の支援
3)傾聴(非言語表現)
4)傾聴(言語表現)
5)傾聴(かかわり方)
どうでしょう? 直前の変更は不安ですよね。ですが、直前だからこそ大きな変化はないと肯定的にとらえてみたらどうでしょう。但し、押さえるところはしっかり押さえて。
5つの項目の内3つが「傾聴」ですね。それだけ「傾聴」を重視している訳です。従って「傾聴」が出来なかったらアウト!ということになってしまいます。
3)傾聴(非言語表現)
これは「かかわり行動」の非言語的な部分、つまり「視線」「身体言語」「声の調子」を指すと考えていいでしょう。従来から「CDA実践研究会」ではこの3つを重視してきましたので、基準がはっきりして良かったと思います。
基礎中の基礎であるこれら3つのツールですが、しっかり出来ている受験生はほんの一握りです。殆どの方は自己流、自己満足だけでクライエントとの関係が意識されていないんですね。残された時間をこの3つの実践に特化するだけでもカウンセリングらしい場になってくると思います。
4)傾聴(言語表現)
これは「かかわり行動」の言語的な部分、「言語的追跡」がメインになります。「サクセス・ポイント(4)」にも書きましたが、CDAから話題を変えたり、話を飛躍させてはいけない、つまりクライエントの話を”後からついていく”感じで集中するということですね。
ですから、何を言うべきかを考えたり話の先回りをすることは厳禁なんですね。「質問」にしても「要約」や「いいかえ」にしても原則は「言語的追跡」ですので、しっかり身に付けておくことが大切です。
5)傾聴(かかわり方)
傾聴の最後、3つ目は「かかわり方」つまり「CDA側の姿勢」です。クライエントを非言語・言語の両面から観察し、支持的・肯定的に、クライエントに合わせて柔軟にかかわることがポイントです。そうすることで「話し易い場」ができるんですね。
また、ロージャーズの流れをくむ「パーソン・センタード・アプローチ」も参考になると思います。つまり、「自己一致/純粋性」「無条件の肯定的尊重/非審判的態度/受容」そして「共感的理解」ですね。
こうした総合的傾聴によって、はじめて「2)自己探索の支援」が可能になってくる訳です。
(続く)
2/2では、1)主訴・問題の把握、2)自己探索の支援、について触れたいと思います。
2011年11月30日
CDA二次のサクセス・ポイント(10)
『反映』(reflection)も「基本的かかわり技法」です。『反映』には「感情の反映」と「意味の反映」があります。
ではどうやるのか、ということですが、まずは二つの部分に分けて考えてみましょう。つまり、「感情/意味」の部分と「反映」の部分です。
まず「感情/意味」の部分ですが、「感情」とはまさに情動面に焦点を当てることです。
また、人はそれぞれ個人的な考えや性格を持っていて、同じ出来事でもまるっきり違ったとらえ方をする場合があります。つまり、クライエントによって話している内容・言葉の”意味”は違ってくるんですね。「意味の反映」はこうした”意味”に焦点を当てることを指します。
どちらも「反映」ですが内容は大きく違います。「意味の反映」は「解釈」の要素が強く「積極技法」に関連すると言われているんですね。従って、二次試験の10分間の中で「意味の反映」を使うのは危険ですし、無理して使う必要はないかと思います。
次に「反映」の部分です。「反映」とは自分(クライエント)の感情なり意味が相手(CDA)に伝わって共感を呼び、その確認がとれることだと思います。
つまり、CDA側に立って考えると、クライエントの話を聴き、態度等を観察して感情移入出来たとします。これだけではCDAの自己満足かもしれません。クライエントには気持ちが伝わっているのか分かりませんからね。
「反映」のポイントは、その感情移入した状態をクライエントに「伝え返す」ことです。
具体的にはクライエントの感情がこもったキーワードを受け止め、そのキーワードを伝え返すことですね。そしてただ言語的に返答するだけでなく、非言語的にも感情を込めて伝え返すことが大切だと思います。
この場合クライエントが使った言葉以外で返すと、一瞬であってもクライエントの中に”論理的な思考”が起こり、せっかくの自己探索を邪魔してしまうかもしれません。そしてその言葉がヒットしない場合には大変危険でもあります。
クライエントの言葉をしっかり受け止める為にも、そしてしっかり受け止めたことを示す為にも、「クライエントが使った言葉による感情の反映」をお奨めします。
ではどうやるのか、ということですが、まずは二つの部分に分けて考えてみましょう。つまり、「感情/意味」の部分と「反映」の部分です。
まず「感情/意味」の部分ですが、「感情」とはまさに情動面に焦点を当てることです。
また、人はそれぞれ個人的な考えや性格を持っていて、同じ出来事でもまるっきり違ったとらえ方をする場合があります。つまり、クライエントによって話している内容・言葉の”意味”は違ってくるんですね。「意味の反映」はこうした”意味”に焦点を当てることを指します。
どちらも「反映」ですが内容は大きく違います。「意味の反映」は「解釈」の要素が強く「積極技法」に関連すると言われているんですね。従って、二次試験の10分間の中で「意味の反映」を使うのは危険ですし、無理して使う必要はないかと思います。
次に「反映」の部分です。「反映」とは自分(クライエント)の感情なり意味が相手(CDA)に伝わって共感を呼び、その確認がとれることだと思います。
つまり、CDA側に立って考えると、クライエントの話を聴き、態度等を観察して感情移入出来たとします。これだけではCDAの自己満足かもしれません。クライエントには気持ちが伝わっているのか分かりませんからね。
「反映」のポイントは、その感情移入した状態をクライエントに「伝え返す」ことです。
具体的にはクライエントの感情がこもったキーワードを受け止め、そのキーワードを伝え返すことですね。そしてただ言語的に返答するだけでなく、非言語的にも感情を込めて伝え返すことが大切だと思います。
この場合クライエントが使った言葉以外で返すと、一瞬であってもクライエントの中に”論理的な思考”が起こり、せっかくの自己探索を邪魔してしまうかもしれません。そしてその言葉がヒットしない場合には大変危険でもあります。
クライエントの言葉をしっかり受け止める為にも、そしてしっかり受け止めたことを示す為にも、「クライエントが使った言葉による感情の反映」をお奨めします。
2011年11月12日
CDA二次のサクセス・ポイント(9)
『要約』(summarization)も重要なツールです。『要約』とは少し長いクライエントの話をまとめることですが、タイミングが重要です。
そのタイミングとは、クライエントの話が一段落した時。つまり、ある程度自分の置かれている状況、気持ちを話し終わった後、一息ついた時です。
但し、話が止まったとしても思索が継続している場合もありますので注意が必要です。その時には「沈黙」を尊重し、ゆっくり考えられる時間を作ってあげることが大切です。
さて、例えば、まだ話し足りない時に『要約』をしたらどうでしょう? クライエントはどんな風に感じると思いますか?
きっと、「話しにくい」「思索に集中できない」・・・、ひいては「気持ちが伝わらない」と。
そうですね。折角自己探索に向かっていたベクトルが反転してCDAの言葉に集中しなければならなくなりますので、これでは逆効果です。例え『要約』が間違っていなくても、気持ちの上では離れていくでしょう。
タイミングと同様に「どう要約するか」もポイントです。よく自分の言葉に置き換えて要約する「いいかえ的要約」を見掛けますが、「いいかえ」と「要約」に神経を使わなければならず、大変難しくなってしまいます。
従って、要約する時には「クライエントの言葉」を使うのがポイントです。「言語的追跡」による「伝え返し」がしっかりできていればキーワードは頭に残っているはずです。
また、頻繁に要約するケースも見受けますが、話を止めてしまう恐れがありますので、これまた危険です。『要約』は重要な場面転換のツールですから10分間の試験ではそう使う場面は無いかと思います。普通は1回、せいぜい2回。
ツールは効果的に使ってこそ活きて来ますので、無駄使いをしないようにしたいものです。
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
そのタイミングとは、クライエントの話が一段落した時。つまり、ある程度自分の置かれている状況、気持ちを話し終わった後、一息ついた時です。
但し、話が止まったとしても思索が継続している場合もありますので注意が必要です。その時には「沈黙」を尊重し、ゆっくり考えられる時間を作ってあげることが大切です。
さて、例えば、まだ話し足りない時に『要約』をしたらどうでしょう? クライエントはどんな風に感じると思いますか?
きっと、「話しにくい」「思索に集中できない」・・・、ひいては「気持ちが伝わらない」と。
そうですね。折角自己探索に向かっていたベクトルが反転してCDAの言葉に集中しなければならなくなりますので、これでは逆効果です。例え『要約』が間違っていなくても、気持ちの上では離れていくでしょう。
タイミングと同様に「どう要約するか」もポイントです。よく自分の言葉に置き換えて要約する「いいかえ的要約」を見掛けますが、「いいかえ」と「要約」に神経を使わなければならず、大変難しくなってしまいます。
従って、要約する時には「クライエントの言葉」を使うのがポイントです。「言語的追跡」による「伝え返し」がしっかりできていればキーワードは頭に残っているはずです。
また、頻繁に要約するケースも見受けますが、話を止めてしまう恐れがありますので、これまた危険です。『要約』は重要な場面転換のツールですから10分間の試験ではそう使う場面は無いかと思います。普通は1回、せいぜい2回。
ツールは効果的に使ってこそ活きて来ますので、無駄使いをしないようにしたいものです。
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2011年11月07日
CDA二次のサクセス・ポイント(8)
「かかわり技法」の中に『いいかえ』(paraphrase)というのがあります。これは、クライエントの言ったことを正確に把握していることを伝える上で効果的とされます。
クライエントの言ったことを単に繰り返すのではなく、支持的に、つまり肯定的にとらえて、その本質だけを返します。
結構難しいですよね。当たればデカイのですが、・・・当たらなかったら・・・、恐ろしい。そう、リスキーですね。
さあ、受験生の皆さんはどうされますか? 『いいかえ』を使いますか?
私としては、リスキーなことは無理にやらないことをお勧めします。それが受験対策としてはポイントです。
『いいかえ』をやってうまくいったから合格ということはありません。ですが、『いいかえ』を失敗して不合格ということはあり得ます。なんとも割に合いませんね。
自然な流れで、クライエントのお話をお伺いしていたら『いいかえ』の言葉が浮かんできて対応したというのなら素晴らしい。ですが、無理に考えるのは危険です。ヒットするかしないか考えるだけでも焦点がクライエントから離れてしまいます。
話を理解していることを伝える手段は他にもありますので、リスキーなツールは無理に使おうとしない、そうした視点に立つことも受験におけるサクセス・ポイントのひとつだと思います。
〔参考〕
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
クライエントの言ったことを単に繰り返すのではなく、支持的に、つまり肯定的にとらえて、その本質だけを返します。
結構難しいですよね。当たればデカイのですが、・・・当たらなかったら・・・、恐ろしい。そう、リスキーですね。
さあ、受験生の皆さんはどうされますか? 『いいかえ』を使いますか?
私としては、リスキーなことは無理にやらないことをお勧めします。それが受験対策としてはポイントです。
『いいかえ』をやってうまくいったから合格ということはありません。ですが、『いいかえ』を失敗して不合格ということはあり得ます。なんとも割に合いませんね。
自然な流れで、クライエントのお話をお伺いしていたら『いいかえ』の言葉が浮かんできて対応したというのなら素晴らしい。ですが、無理に考えるのは危険です。ヒットするかしないか考えるだけでも焦点がクライエントから離れてしまいます。
話を理解していることを伝える手段は他にもありますので、リスキーなツールは無理に使おうとしない、そうした視点に立つことも受験におけるサクセス・ポイントのひとつだと思います。
〔参考〕
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2011年11月05日
CDA二次のサクセス・ポイント(7)
『質問』は対人支援における魔法のツールです。ですが、時々その魔法を封じ込めてしまうような使い方を目にします。
そのひとつが矢継ぎ早に質問してしまうことです。
状況をなるべく詳しく把握したいと自分の興味から次々に質問してしまいます。この時、CDAの焦点は自分自身に向かい、クライエントから離れていきます。
事象の確認が主体となり、感情面が疎かになります。
話を聞きながら頭の中で次の質問が気になります。
質問された方は何だか尋問でもされている様な気分になりますよね。
心の中の微妙な感情が取り残されていく感じです。
私は何のために来ているのだろう。不信感が芽生えて来ます。
『質問』は問いを発した後が大事です。答えてくれてありがとう、教えてくれてありがとうという気持ちを込めて、その内容を理解しましたという「反映」・「伝え返し」が必要なんですね。
そして、相手の反応を確認した上で、必要なら次の質問をしていきますが、その時にも「言語的追跡」の基本は外せません。
この様に、『質問』は魔法のツールですが使い方によっては逆効果にもなりますので十分注意したいところです。
〔参考〕
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
そのひとつが矢継ぎ早に質問してしまうことです。
状況をなるべく詳しく把握したいと自分の興味から次々に質問してしまいます。この時、CDAの焦点は自分自身に向かい、クライエントから離れていきます。
事象の確認が主体となり、感情面が疎かになります。
話を聞きながら頭の中で次の質問が気になります。
質問された方は何だか尋問でもされている様な気分になりますよね。
心の中の微妙な感情が取り残されていく感じです。
私は何のために来ているのだろう。不信感が芽生えて来ます。
『質問』は問いを発した後が大事です。答えてくれてありがとう、教えてくれてありがとうという気持ちを込めて、その内容を理解しましたという「反映」・「伝え返し」が必要なんですね。
そして、相手の反応を確認した上で、必要なら次の質問をしていきますが、その時にも「言語的追跡」の基本は外せません。
この様に、『質問』は魔法のツールですが使い方によっては逆効果にもなりますので十分注意したいところです。
〔参考〕
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
2011年11月03日
CDA二次のサクセス・ポイント(6)
二次試験は不思議な試験で、実際のキャリアカウンセラーや相談業務をお仕事にされている方、いわばプロの方の合格率が全平均の約半分、つまり25%弱だと言われています。
また、最近は再受験者の方も何度か苦杯をなめるケースが出てきています。
勿論、初受験者の方も容易く受かる試験ではなくなってきています。
こうしたことを考えてみると、一次試験と違って、こうしたら合格するという受験生共通の「合格像」はないのではないか、と思えてきます。
ですから、通学コース等でも特別なロープレ訓練はやりません。せいぜいロープレ体験程度です。
つまり、二次対策としては個別の対応がポイントなんですね。その人にとってどうか、という視点です。傾聴が大事、質問が大事、要約が大事と言っても、人それぞれによって解釈が違う、実践が違う。
ここはやはり、その人のやり方をベースに、長所を伸ばしたり、癖を直したりしてその人なりの「合格像」を作るしかありません。
そうした意味で仲間内だけのロープレ練習は非常に危険です。癖が助長されたり、他人の癖を錯覚したり、最悪のケースでは練習相手に癖を感染させたりしてしまいます。
是非とも本格的な『個別対策』に参加され、自分自身の「合格像」を見つけて頂きたいと思います。
〔ご参考〕:CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport
また、最近は再受験者の方も何度か苦杯をなめるケースが出てきています。
勿論、初受験者の方も容易く受かる試験ではなくなってきています。
こうしたことを考えてみると、一次試験と違って、こうしたら合格するという受験生共通の「合格像」はないのではないか、と思えてきます。
ですから、通学コース等でも特別なロープレ訓練はやりません。せいぜいロープレ体験程度です。
つまり、二次対策としては個別の対応がポイントなんですね。その人にとってどうか、という視点です。傾聴が大事、質問が大事、要約が大事と言っても、人それぞれによって解釈が違う、実践が違う。
ここはやはり、その人のやり方をベースに、長所を伸ばしたり、癖を直したりしてその人なりの「合格像」を作るしかありません。
そうした意味で仲間内だけのロープレ練習は非常に危険です。癖が助長されたり、他人の癖を錯覚したり、最悪のケースでは練習相手に癖を感染させたりしてしまいます。
是非とも本格的な『個別対策』に参加され、自分自身の「合格像」を見つけて頂きたいと思います。
〔ご参考〕:CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport