2011年11月05日

CDA二次のサクセス・ポイント(7)

『質問』は対人支援における魔法のツールです。ですが、時々その魔法を封じ込めてしまうような使い方を目にします。

そのひとつが矢継ぎ早に質問してしまうことです。

状況をなるべく詳しく把握したいと自分の興味から次々に質問してしまいます。この時、CDAの焦点は自分自身に向かい、クライエントから離れていきます。

事象の確認が主体となり、感情面が疎かになります。
話を聞きながら頭の中で次の質問が気になります。

質問された方は何だか尋問でもされている様な気分になりますよね。
心の中の微妙な感情が取り残されていく感じです。
私は何のために来ているのだろう。不信感が芽生えて来ます。

『質問』は問いを発した後が大事です。答えてくれてありがとう、教えてくれてありがとうという気持ちを込めて、その内容を理解しましたという「反映」・「伝え返し」が必要なんですね。

そして、相手の反応を確認した上で、必要なら次の質問をしていきますが、その時にも「言語的追跡」の基本は外せません。

この様に、『質問』は魔法のツールですが使い方によっては逆効果にもなりますので十分注意したいところです。

〔参考〕
CDA実践研究会
http://ja-jp.facebook.com/cdasupport



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    Posted by タテさん  at 23:37 │Comments(0)CDA2次対策

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