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Posted by たまりば運営事務局  at 

2012年03月27日

CDA2次「新判定ポイント」分析(4/5)

「新判定ポイント」分析の4回目。今回は「2.自己探索の支援」です。(◆部分は「ロールプレイングの今後の課題」に書かれている内容です。)
   1.主訴・問題の把握
   2.自己探索の支援
   3.傾聴(非言語表現)
   4.傾聴(言語表現)
   5.傾聴(かかわり方)

【2.自己探索の支援】
◆クライエントの背景にある感情、考え、価値観などを
  クライエント自身が把握できるように促す

「自己探索の支援」というと何だかはっきりしない、どうやったらいいんだろうと思われる方がいらっしゃるかと思いますが、ここは冷静に分析してみましょう。

まず、クライエントの基本行動は『自己探索』です。しかしながら、スムーズに『自己探索』に移行できる人は稀です。多くは「感情」が先行し、とっても『自己探索』どころではありません。従って、ロジャーズの3条件(自己一致、受容、共感)をベースに『傾聴』していく訳ですが、それが「判定ポイントの3~5」でした。

そこで、ある程度「傾聴」が進んだ段階で、やっと『自己探索』のチャンスが訪れます。そこで、「背景にある感情、考え、価値観などをクライエント自身が把握できるように”促す”」ということですが、この「促す」という言葉をどう解釈するかがポイントになってきます。

ここで、「促す」とは背中を押す、後押しするという意味です。その方向性と動きを積極的にサポートするという行為ですね。決して、別の方向へ「仕向け」たり、動きのない所から「引き出す」訳では無いところが大事です。

では、具体的のどうするかということですが、それはちゃんと「評価ポイントの課題」にヒントがあります。つまり、

基礎的なレベルで考えてみると、
 1)「感情」に関する言葉が出てきたら伝え返す(感情の反映)
 2)「考え」に関する言葉が出てきたら伝え返す
 3)「価値観」に関する言葉が出てきたら伝え返す
ことから始まるのではないかと思います。「考え」や「価値観」に関する発言はなかなか出てこないかもしれませんが、出てきたら必ず受け止めて、伝え返しましょう。

そしてそのことを基点として、「要約」をしてみたり、「質問」していけばいいと思います。但し、技法にのみ集中し、伝え返せばいいというものでもありませんので、くれぐれも注意してください。基礎はあくまでロジャーズの3条件です。これらがベースになってはじめて『自己探索の支援』が出来ることを肝に銘じてください。

以上、私なりにポイントを分析してみました。前後関係を含めたご説明は、「勉強会」や「ロールプレイトレーニング」で行っておりますので機会がありましたらご参加ください。また、お問い合わせについては「CDA実践研究会」にお願い致します。

勉強会【緊急拡大3時間版】〕
 :4月7日(土)10:00~13:00
ロールプレイトレーニング〕  


  • Posted by タテさん  at 23:28Comments(0)CDA2次対策

    2012年03月21日

    CDA2次「新判定ポイント」分析(3/5)

    「新判定ポイント」分析の3回目です。今回は「3.傾聴(非言語表現)」を取り上げます。(◆部分は「ロールプレイングの今後の課題」に書かれている内容です。)
       1.主訴・問題の把握
       2.自己探索の支援
       3.傾聴(非言語表現)
       4.傾聴(言語表現)
       5.傾聴(かかわり方)

    【3.傾聴(非言語表現)】
    ◆姿勢、視線、顔の表情、等

    やっているつもりでも意外に出来ていないのが、「非言語表現」です。そして、やろうと思ってもすぐに出来ないのが「非言語表現」です。また、基本として重要視されるのも「非言語表現」です。

    是非、日頃から心掛けるようにされるといいかと思います。
    では、個々に見ていきましょう。

    1)「姿勢」
    多少前かがみになった姿勢が基本です。但し、ずっと同じ姿勢でいないでください。

    話の内容に応じて、大きく上半身でうなずいたり、話が核心に入ってきたら前傾を強めるなどしてみたらどうでしょうか。

    2)「視線」
    「目は口ほどにものを言い」と言いますので、視線は大事です。是非とも目にものを言わせてください。

    尚、相手の目を見ることも大事ですが、時には目線を外してみましょう。目線を外す時には上下が基本です。左右に外すと不信感を与えることもありますので注意してください。

    また、視線は方向性だけでなく、強弱もあります。話の内容に応じて変化させるといいでしょう。

    3)「顔の表情」
    アイビイ自身が「無表情になるな」と言っているくらいですから「非言語表現」の代表選手です。クライエントの話に集中すればするほど「自分」が疎かになりますので注意が必要ですね。

    クライエントの話には必ず感情の波があり、表情に出ます。「事柄」を話している時の表情、「感情」を話している時の表情、そして「意味」を話している時の表情。違うはずです。そうしたクライエントの「表情」をうまく「追跡」できればいいですね。

    以上の様に「非言語表現」のうち3つ取り上げられていますが、いづれも単調であっては厳しい結果が待っています。常に話の内容に沿って「変化」をつけることがポイントだと思います。

    以上、私なりにポイントを分析してみました。前後関係を含めたご説明は、下記勉強会で行っておりますので機会がありましたらご参加ください。また、お問い合わせについては「CDA実践研究会」にお願い致します。

    〔勉強会〕
    3月24日(土)10:00~12:30 場所:文京区
    3月25日(日)14:00~16:30 場所:新宿区  


  • Posted by タテさん  at 23:28Comments(0)CDA2次対策

    2012年03月20日

    CDA2次「新判定ポイント」分析(2/5)

    「新判定ポイント」分析の2回目です。今回は「4.傾聴(言語表現)」を取り上げます。(◆部分は「ロールプレイングの今後の課題」に書かれている内容です。)
       1.主訴・問題の把握
       2.自己探索の支援
       3.傾聴(非言語表現)
       4.傾聴(言語表現)
       5.傾聴(かかわり方)

    【4.傾聴(言語表現)】
    ◆いいかえ、反映、質問等

    最初気が付きませんでしたが、実に有り難いアドバイスですね。「いいかえ、反映、質問」。この順番をどう思われますか?

    通常、ひとは、ある特別な「事柄」があると、それに対する「感情」が生まれ、そして「意味」づけを行います。従って、クライエントも最初は「事柄」について話し始め、次に「感情」が出てきて、やがて「意味」にたどり着く。このように進むのが一般的なカウンセリングだと思います。(実際にはこうしたサイクルを繰り返していくわけですが、分かり易くするためにシンプルに考えます。)

    従って、この「事柄」→「感情」→「意味」という流れにスキルを当てはめていくと、「いいかえ(事柄)」→「反映(感情・意味)」、そしてクライエントの話が一段落したら「質問」、ということになる訳ですね。(「来談目的」をお伺いする最初の「開かれた質問」は除きます。)

    では、個々に見ていきましょう。

    1)「いいかえ」
    「事柄」に対して行うのがポイントです。決して「感情」に対して行ってはいけません。アイビイ(「マイクロカウンセリング」)も「感情に対するいいかえは無視する」と言っています。

    ”いいかえ”る言葉には気を使いますが、評価や判断を加えないように気をつけてください。「~ですね」「~ですか」と確認の意味を含めるといいでしょう。また、「事柄」は話し始めに多く語られますので、早い時期に”いいかえ”るようにするといいかもしれません。

    2)「反映」
    「感情」と「意味」の二通りありますが、まずは「感情の反映」を徹底しましょう。「主訴」につながる言葉をタイミング良く、非言語表現も使って、「伝え返す」ことが大事です。

    自分では理解したとうなずいても不十分です。恐らく反映したと試験官はとらないでしょう。ここは間違いなく、きちんと「言語的に表現」してください。

    3)「質問」
    「いいかえ」「反映」の後に来ることを肝に銘じてください。必ずそれらを行った後で、クライエントの話が一段落した時に、「質問」するようにしてください。

    また、返答があった場合には必ず「伝え返し」をして下さい。会話はキャッチボールですからそうしたやりとりがとても大事になってきます。もし「伝え返し」をせず次の質問に行ってしまったら・・・、「自己探索の支援」どころではありませんね。

    以上、私なりにポイントを分析してみました。前後関係を含めたご説明は、下記勉強会で行っておりますので機会がありましたらご参加ください。また、お問い合わせについては「CDA実践研究会」にお願い致します。

    〔勉強会〕
    3月24日(土)10:00~12:30 場所:文京区
    3月25日(日)14:00~16:30 場所:新宿区  


  • Posted by タテさん  at 23:28Comments(0)CDA2次対策

    2012年03月19日

    CDA2次「新判定ポイント」分析(1/5)

    ご承知の通り36回2次試験の直前に「判定ポイント」が変わりました。そして、残念ながらこの36回2次試験で不合格となった方には、「ロールプレイングの今後の課題」というコメントがついてきます。

    このように1サイクル経過した後の37回こそが「新判定ポイント」に沿った本格的な2次試験になるのではないかと思います。受験生としてはまず「新判定ポイント」を理解し、その対策が求められるところですね。特に初めて受験される方にとって「不合格者へのコメント」は貴重な情報です。

    そこで、この「新判定ポイント」について、私なりに、あらためて分析してみました。

       1.主訴・問題の把握
       2.自己探索の支援
       3.傾聴(非言語表現)
       4.傾聴(言語表現)
       5.傾聴(かかわり方)

    この5つが「新判定ポイント」です。順番は丁度ピラミッドの頂点から記載しているように思えますので、5番、つまり基礎・基本から理解と習得に努めるのがいいかと思います。

    そこで、「分析」の第1回目は『傾聴(かかわり方)』です。(◆部分が「ロールプレイングの今後の課題」に書かれている内容です。)

    【5.傾聴(かかわり方)】
    ◆共感、受容的態度、好意的関心

    この3点を見るとロジャーズの「3つの態度条件」(自己一致、受容、共感)が浮かびます。やはり、カウンセリングの神様ロジャーズがベースになっているんですね。この3条件は「自己探索の支援」の理論的根拠にもなりますので特に大切です。

    では、個々に見ていきましょう。

    1)「共感」
    信頼関係を築き、お話について理解したことを、クライエントに分かってもらうことだと思って下さい。つまり、理解したことを”伝え返す”必要があるんですね。

    理解はしていても、理解したと伝わらない。これは結構あって大変もったいないことです。カウンセリングはコミュニケーションですから、キャッチボールを意識するといいでしょう。

    2)「受容的態度」
    条件を付けないでお話をそのまま受け取ることです。良し悪しの判断や思い込み、先入観、一般的価値観での評価は重大な欠陥となります。

    ですが、言葉では分かっていても、ロールプレイでは意外とやっているものです。これが出来ないと合格が難しくなりますので、一度専門家にチェックしてもらうといいかもしれません。

    3)「好意的関心」
    ロジャーズは人間の本性は「”(自己)実現”傾向」にあるとしました。まさに好意的関心、肯定的な側面への興味が基本なんですね。

    クライエントが否定的な話をしていても、肯定的な側面はないかと好意的なアンテナを立てておく。そうすれば、肯定的な言葉を聞き逃すことなく、反映できますからね。前向きな言葉が出てきたら、必ず「伝え返す」ようにしましょう。

    以上、私なりにポイントを分析してみました。前後関係を含めたご説明は、下記勉強会で行っておりますので機会がありましたらご参加ください。また、お問い合わせについては「CDA実践研究会」にお願い致します。

    〔勉強会〕
    3月24日(土)10:00~12:30 場所:文京区
    3月25日(日)14:00~16:30 場所:新宿区  


  • Posted by タテさん  at 23:28Comments(0)CDA2次対策

    2012年03月19日

    コーチング・ミニミニ講座67

    下記の通り開催しますので、お時間のある方はご参加ください。

          【第67回コーチング・ミニミニ講座】
           日時:4月 8日(日)AM10時~12時
           場所:三鷹市市民協働センター
               ミーティングルーム
           費用:無料
               (お菓子差し入れ歓迎)

     特別な準備はいりません。気楽にご参加頂ければ結構です。
    但し、守秘義務にご留意頂き、発言内容等の公開はご遠慮ください。

     参加希望の方は、『お問い合わせ』画面からお願いします。

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  • Posted by タテさん  at 23:15Comments(0)セミナーのご案内

    2012年03月07日

    37回二次試験対策勉強会(3)(4)

        ◆◆CDA二次試験対策勉強会(3)(4)◆◆

    いよいよ37回一次試験の結果が発表となります。一両日中には結果が届きますので、二次試験のプレーヤーが出揃うことになります。

    CDA実践研究会としても「新判定ポイント」に対応し、対策カリキュラムを全面的に見直しました。その中核は、「クライエント」の理解と、「主訴・問題の把握」です。

    この点については、下記勉強会でご説明したいと思いますので、ご関心のある方はお申し込みください。

    (4)
     開催日時:2012年3月25日(日) 14:00~16:30
     参加費用:2000円/回(当日支払)
     応募定員: 8名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
     開催場所:
       〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17
       ダヴィンチ新宿ビル6F CROSS COOP会議室
       地下鉄「新宿三丁目」E5出口1分 JR新宿駅南口より4分

    (3)
     開催日時:2012年3月24日(土) 10:00~12:30
     参加費用:2000円/回(当日支払)
     応募定員:15名限定(先着順/下記お申し込みURLにて)
     開催場所:東京都文京区春日を予定(詳細別途)


    <申込は以下のURLでお願いします。>
    (4)2012年 3月25日(日)
    http://kokucheese.com/event/index/29955/

    (3)2012年 3月24日(土)
    http://kokucheese.com/event/index/29071/


    〔ご参考〕「個別対策講座」は準備中です。もうしばらくお待ちください。
    CDA実践研究会
    http://www.cdasupport.jp/  


  • Posted by タテさん  at 22:15Comments(0)CDA2次対策