2011年12月23日

口頭試問から見えるもの

第36回二次試験が12月18日(日)に終わりました。今回は直前で「判定ポイント」が変わりましたので、どんな試験になるのか注目です。その点を口頭試問からレビューしてみたいと思います。

一番多かった質問は「CDAの資格をどのように活かしますか?」だったようです。殆どすべての受験者に出された質問で、これが最後の質問という点もいつもと変わりません。具体的に、熱く語ってOKです。

また、「如何でしたか?」「感想は?」「評価したら?」「点数をつけると?」などの総括的な質問も従来通りだったようです。どんな話を聴くことが出来たのか、どんな点に共感できたのか、キーワードを使って説明できれば問題ないと思います。

それから、「出来たこと、出来なかったこと」「この後面談が続くとしたら」なども従来通り出されたと聞いています。また、「主訴」又は「主訴と来談目的」を問う質問もあったようです。

ここまでは目新しい点はありません。ですが新しい質問も2つほど見受けられました。

その1は、「クライエントについてどの様に思われましたか?」あるいは「このクライエントはどういう人だと思いますか?」です。この問いはクライエントに対する「見立て」を求めていると思われますので、来談目的や状況を中心に、主訴なども交えて答えればいいかと思います。

その2は、「クライエントの問題は何だと思いますか?」とずばり「問題」を問うものです。中には「問題」と「主訴」を別々に問われたケースもあったようですので、受験生は戸惑われたかもしれません。(「問題」については『CDA二次試験の新判定ポイント(2/2)』をご参照ください。)

こうしてみると、従来とは大きく変わらないものの、主訴や問題点といったクライエントの「見立て」を中心にした問いが目立ってきたような気がします。

これからはより傾聴に力を注ぐとともに、的確な質問力も鍛えて行かなければいけませんね。

〔CDA実践研究会〕
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    Posted by タテさん  at 23:28 │Comments(0)CDA2次対策

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