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Posted by たまりば運営事務局  at 

2012年11月09日

T字型アプローチのススメ/CDA2次に向けて(4)

CDA2次試験。お話を丹念に聴いて行くのが基本ですが、もう少し詳しく考えてみましょう。

クライエントのお話は、一般的に「事柄」→「感情」→「意味」の段階を通ります(勿論、実態はさまざまです)。従って、それぞれに合った「対応」が必要になってきます。

ここで、「事柄」と「感情」「意味」との間には決定的な違いがあります。それは、前者、つまり「事柄」(出来事)はクライエントの外側にあるものだ、ということです。

従って、クライエントを取り巻く「事柄」はたくさんあり、これをいちいち確認したり、質問したりしては、時間がいくらあっても足りません。

そこで、「事柄」のお話を聴くときには、”知りたい!”という情報収集欲求をできるだけ「我慢」する。質問は最小限に抑えて、自由にお話頂くなど”受け身”に徹するのがいいと思います。

言わば、「水平展開」です。クライエントはどんな「事柄」(出来事)が気になっているのか? そのあたりを丹念に、伝え返し中心に聴いて行きます。

そして、もうひとつ大事なことがあります。それは、「感情への入口=サイン」を探すということです。

ある「事柄」に関連して、クライエント固有の「感情」が激しく動いています。これが「経験」です。心理的な背景には何があるのでしょう? 深くつながっているものは何なのでしょう? 感情はその入口なんですね。

ですから、このサインを決して見落としてはいけません。感情に関連した言葉が出てきたら、必ず反映し、その場にとどまりましょう。「辛い」といってもどんな辛さなのか? どんなところが辛いのか? 何が辛いのか? 「問い」を投げ掛けてみるんですね。

決して「お辛いですよね」と同感して、カプセルにふたをしてはいけません。むしろ、カプセルから取り出し、どんな辛さが詰まっているのか、広げてみましょう。そしてクライエントに言葉にしてもらいましょう。この「言語化」を通じてクライエントは気づきを得ていきます。感情が整理されてくると、クライエント特有の考え方や価値観、意味が見えてきます。

この様に「感情」が出てきたら垂直展開です。感情やお気持ちを掘り下げていく。このへんからいよいよクライエントの「自己探索」が始まります。CDAは積極的にかかわり、「問い」を投げ掛けることによって、支援をしていきます。

「事柄」と「感情以降」をまとめてみましょう。
 1)「事柄」  : 外的現実的世界が対象 水平展開
           受け身的かかわりと入口(感情)探し
 2)「感情以降」: 内的個人的世界が対象 垂直展開 
           積極的かかわりと自己探索支援の為の問い掛け

こうした展開は、『T字型』と言ってもいいかもしれません。1)と2)の性質が違うことをご理解頂ければと思います。

10分間の面談で考えてみると、「事柄」から「感情」への転換タイミングは早遅さまざまです。早ければ1・2分ということもありますし、遅ければ7・8分。勿論、「事柄」に対して質問を続けていくと、延びます。

面談上手な人のロープレを見ていると、「事柄」への応答で「我慢」が出来ています。あれこれ質問をせず、自然にお話が聴けています。(そうでない人は、質問主導で動き回って、面談を複雑に、従って自ら難しくしているかの様です。)

勿論、試験ですから、「事柄」の話が延々7分位まで続いたら、「お気持ちは?」と話を向けてみる必要はあると思います。(但し、前半ではやらないように。クライエントはまだ話足りない筈ですし、気持ちを語る気分になっていないかもしれません。)

以上、10分間の面談について考えてみました。改めて、カウンセラーには水平的視点と垂直的視点が必要なんだと思います。

ご参考:「CDA実践研究会」(レジュメ、勉強会、ロープレ研修、逐語添削等)  


  • Posted by タテさん  at 23:28Comments(0)CDA2次対策